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2013年3月

2013年3月26日NYC report part 1「再び輝きを取り戻した強国」

「さすがニューヨークは活気がありますね!」

「あら御大! そのコルレオーネのようなピンストライプのジャケットは持参したんですか?」


「小林よ、ソニー兄貴はカッコいいよな?  それともバカかな…?」



「米国株価が連日の高値なのは強い雇用統計が追い風!」

こんなニュースが世界へ発信された早春のニューヨークへ行ってきました。

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去る3月15日から開催されたインターナショナル眼鏡展示会のビジョンエキスポニューヨークです。
 

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ビジョンエキスポ会場「ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター」のメインゲート


出発前のブログでもお伝えしたように、秋にパリで開催されるシルモと同じぐらい、私たちはこのビジョンエキスポニューヨークを注目し始めています。ファッションと密接にリンクしたデザインテイストを得意とする新しいプロダクトメーカーがアメリカで続々と登場している中、そんな彼らのホームグラウンドでの晴れの舞台は、とてもエキサイティングであるからです。

そして今回は展示会での買い付けの他、世代交代した若いクリエイター達との交流や、マンハッタンはもちろんブルックリンの他業種のショップを巡れたのも収穫の一つでした。

まずは展示会でのお話しですが、インターナショナルの展示会では、その国をホームグラウンドとするメーカーによる展示ブースの場所取り合戦が盛んです。ちょうど日本のお祭りで、人通りが多くて商いがやりやすい場所を争奪するテキ屋さんの陣取り合戦に似ています。

会場のコンベンションセンターは、各カテゴリーのエリアに分割されていて、それぞれでも良い場所の取り合いがあります。世界的な量産眼鏡メーカーと一般眼鏡メーカーのエリア、光学レンズや検眼機器メーカーのエリア、そして、私たちが最もメインに立ち寄るトレンド眼鏡のエリアでも、その駆け引きはあるのです。

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トレンド眼鏡エリアは白を基調としたブースで統一されており、商品・ブランドごとの飾り付けに目が行きやすい。


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量産&一般眼鏡エリア。大手ブースが目立ちアイウェアファッションショーなどで盛り上がっていました。


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光学機器メーカーエリア。オプトメトリストとして高度専門職と認められている国なだけあり、光学機器のフロアも充実しています。


そのベストポジションでブースを確保していたのは、もはや古株組となった感がある、お馴染みのザ・アメリカンカンパニーたちです。
トレンド命でエクスパンディングセールスが本領である超有名大御所ブランドや、逆にトレンドとは少し時差を感じてしまうものの、保守的なラグジュアリーテイストとハウスブランドでマンハッタンを拠点にしているドン、それに全米に展開する販売網で、本国アメリカでは有名なんだけど、ヨーロッパとアジアではまったくの無名で、ユニークなブランドネームなメーカーなどがそのメンバーです。
もちろん、私たちはそんな大御所であるベテランたちには敬意を抱きつつ、それよりも一つ奥のポジションで、アイウェアを新しい考え方で捉えているメンバーたちと交流し、商談をしました。
まさに「ジ・アンダーグラウンド」(そのトレンドエリアに付けられた名称)なのです。

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「GLCO」セル巻ツーブリッジサングラス。なかなかの上級者向けだが格好良い。


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「LINDA FARROW」のラグジュアリーなクラシックコンビフレーム。


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「MOSCOT」会場には出展していなかったが、フォックスが新鮮な新型コンビフレーム。老舗ブランドにも確実にメタルトレンドが来ています。

この他にも、ブログではご紹介できない眼鏡が各店舗へ到着しますのでお楽しみに!


また、コンベンションセンターから少し離れた古いビルのフロアでは、お馴染みのヨーロッパ勢が集まり、独自に展示会を開催していました。

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ビジョンエキスポとは別の会場の様子。お馴染みのヨーロッパ勢が集っていました。


日本で開催されるインターナショナル展示会IOFTなどに、それら新進ブランドの人々が来日するならば、わざわざ本国まで足を運ぶことはないのですが、日本での新作紹介や展示会は代理店やセールスレップの方々だけで行うことが多く、そのブランドをハンドリングする人々の思想や将来のビジョンなどを深く感じとる事が出来ません。

私たちは単に販売する商品としての眼鏡の良し悪しを判断するだけではなく、ブランドのコンセプトやストーリーを深く理解し、decoraとGafasの顧客様にその魅力をちゃんとお伝えしたいのです。

それとアジアまでは資金が無くて行けないけど、ニューヨークの展示会ならなんとか端の隅の方で小さく発表できた、若くて才能と夢があるニューカマー達との出会いがあるのも楽しみの一つです。


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会場奥の方で小さなブースを構えていたイスタンブールのナードな若者達。今回買い付けは無いが次回に期待。


そんな海外展示会へ私たちセレクトショップは、やはり足を運ばないといけないのです。

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ビジョンエキスポでは熱い商談が繰り広げられていました。



「小林、キャリーはこの街に住んでいるのか?」


「はーっ!?    誰ですかそれ… 」



記. (株)グラッシーズ代表 竹中 / decora大阪店長 小林
 

※次回、グラッシーズのNYC report part_2は…

「ブルックリン探訪記」です。


 

日時: 2013年3月26日 11:51 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年3月13日Everyone is talking about NYC.

「御大!いざニューヨークへ参りましょう。」

「どうしてだ?小林、WBCの野球はサンフランシスコだぞ…」

意味不明なやり取りから始まった今回のブログですが、実は…

我社の御大が20年前より10年間ほどは毎年、足を運んでおりましたVISION EXPO NEW YORK(ビジョンエキスポニューヨーク)へ久しぶりに行ってきます!今年の開催は3月15日から。わたくし小林も同行いたします。

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近年、ニューヨークから派生するモダナイズされたトラッドやカントリー傾向のアパレルムーブメントは、アイウェア業界にも影響を与えています。ひと昔前の90〜05年代はフランスのアランミクリ、ベルギーのテオに代表される欧州のハウスブランドが世界的な人気を博していた影響もあり、世界中のバイヤー達が集まるインターナショナルエキシビションと言えば、春のミラノで開催されるMIDO(ミド)と、秋のパリで盛り上がるSILMO(シルモ)がスケールもクオリティも抜きん出ていました。

特に極東(日本、韓国、台湾)のバイヤーや眼鏡屋には、SILMOが一番の人気がありました。一方、ニューヨークで開催されるVISION EXPO NEW YORKは春先の時期でMIDOと日程が近い事もあり、ミラノへ行けば事足りるとの感覚があったのです。

しかし先程述べたようにファッションの風向きが変化したことで、ミラノよりもニューヨークの方が世界の目ざといバイヤー達にはホットスポットとなってきているのです。

60年代米国のカウンターカルチャーにおいて異彩を放ったビート・ジェネレーションの作家達が愛用した黒縁眼鏡や、アメトラやプレッピーを連想させるアングロサクソン系の雰囲気がプンプン漂うメタル眼鏡も、ルーツをたどればMade in USAなのです。

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その旧米国3大眼鏡メーカーによるMade in USAのクラッシックアイウェアを元ネタに、現代の若いクリエーター達が新しい感覚で消化し、独自のフィルターより再構築したネオクラッシック眼鏡が登場し、それが昨今のアパレルの動向とフィットしたことが要因だと考えられています。

また展示会仕入れだけでなく、マンハッタンから出てブルックリンなどに登場しているセレクトショップ系の世代交代した眼鏡クリエーター達と交流するのも今回の大きな目的の一つです。そんな再燃したニューヨークのアイウェア事情とVISION EXPO NEW YORKは、パリのSLMOと並び、今後しばらくは注目していきたいと思っています。それでは御大との珍道中は帰国後に御報告しますので、皆様どうぞお楽しみに…

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「小林、ニューヨーク近郊のロスコーでフライフィッシングしていいか?」

「ダメです。そんなヒマはありません。」

(decora OSAKA店長 小林)

日時: 2013年3月13日 12:00 | コメント(0) | トラックバック(0)
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